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 ■ 旅日記 > ■ 南米 > ■ No.16 ペルー・マチュピチュ
 
◆ペルー情報◆
日本からのフライト 直行便はなく、アメリカで乗り換えるのが一般的。
お土産品 ペルーのお土産と言えばアルパカ製品と銀製品が代表的
アルパカ製品ではセーターが最も多く他に手袋、靴下、敷物、スリッパなどがある。

7月5日 ティティカカ湖畔の街プーノからバスで8時間。マチュピチュの出発地となるクスコへ
到着しました。クスコで有名な日本人宿ペンション八幡にお世話になりながら日本食を
食べたり、まずはのんびりすごします。

マチュピチュ行きの列車は旅行客がいっぱいでなかなか取れないと言われていましたが、
7日の列車でキングオブ世界遺産、マチュピチュを見に行ってきました〜!

7月5日(火)
プーノからクスコへのバスはノロノロ運転で
8時間もかかりました。(予定では6時間)

バスが停車するたびに民族衣装のおばちゃんや
子供たちがお菓子、ジュース、アルパカ製品
などいろんなものを売りに来ます。

この人なんて鳥の剥製を売りに来た!!
買わんだろぉ〜、バスで剥製は・・・
やっとの思いでペンション八幡に到着!

オーナーの八幡さんが隣の家に住んでいます。
ちょうど隣がペンションで、そこを前オーナーから
譲り受けて日本人宿を始めたそうです。
中庭からはクスコの街が見渡せます。

屋根が全部オレンジ色。
夕日に映えてキレイです〜
ペンション八幡には、1年以上の長旅の人や
会社の社長さん、学生さんなど南米を旅する
いろんな人が宿泊していました。
ここで集まって旅の情報を交換します。

お互い名前も聞かず、「旅は長いんですか〜?」
って感じで何気なく話出す。
旅行者たちの会話ってそんな感じです。
7月6日(水)
次の日はのんびり街ををプラプラ歩くことに。

ここは街の中心、アルマス広場。
たくさんの観光客が来ています。
民族衣装の女性たち。
何かを売ってるのかな〜。

クスコに入って民族衣装の人がぐっと減って
しまいました。ちょっと寂しいー。
アルマス広場の中心にあるカテドラル(教会)。
インカ時代に100年かけて建てられたもの
だそうです。

屋根には1659年に付けられた南米一
大きな鐘があり、その音は遠く40キロ先
まで響くとのこと。。
ここに来て初めて日本人観光客の集団に
会いました。ガイドさんから日本語で
説明を受けていてうらやましい〜

剃の刀一枚通さない。といわれているインカの
石材建築、その上にスペインのコロニアル建築の
建物が建っています。接合剤もなく、アミダ模様に
ピシっと積まれている石は、大地震で上の建物が
崩れてもビクともしなかったそうです。インカの勝ち!
7月7日(木)
昨日の団体さんも今日マチュピチュかなぁ〜
と思いながら朝5時半に駅へ。
マチュピチュ行きの列車は朝早いのです。

待合室は観光客でいっぱいでした!(やっぱり
日本人もいた) 朝のコーヒーを飲みます。
ちなみに南米でコーヒー(スペイン語でカフェ)を
頼んでも、たいていもミルクは付いてきません。
ミルク付きにすると一気に値段が高くなります。
今日は贅沢してミルク付き♪
6時、PeruRailに乗って出発!

「世界の車窓から」に出てきそうな
かっこいい電車です。

かっこいいけど、荷物の盗難には充分注意!
(ペルーの電車では手荷物を盗まれる事が
多いそうです。)
乗務員のお姉さんと記念撮影
制服がかっこいいですね〜。
このお姉さん、英語もペラペラでした。
列車は折り返し折り返しジグザグ運転で
山を登っていきます。

のんびりとした田舎の風景が続きます。
途中の駅で停車中、やっぱりここにも
物売りの人がいました。

とうもろこしを茹でたものを売っています。
日本のとうもろこしよりちょっと大きめ。
9時、マチュピチュの駅「アグアスカリエンテス」
に到着しましたー。

ここから更にシャトルバスで400m登ったところに
空中都市マチュピチュがあります。
街からはまったく見えず、空中からしかその存在
がわからない為400年以上もの間発見され
なかったそうです。
アグアスカリエンテスには温泉もあって、
なんだか箱根のような雰囲気でした。
線路脇にお店がギッシリ。

それにしてもマチュピチュ周辺は物価が高く、
マチュピチュの入場料もシャトルバスも他の街
ではありえない金額!マチュピチュ、ぼろ儲けです。
マチュピチュの入り口に着きました〜
周りはこんな山。入り口からもマチュピチュの
存在はまだわかりません。
くねくねとした山道を10分程登ります。
標高も2280mと高めなので、かなりキツイ!
山を登りきったところで突然マチュピチュが
現れます!

わぁ〜テレビでみたままだぁ〜〜

石造りで出来た街の周囲は断崖。
よくこんなところに街を造ったなぁ・・・
高い場所から全体を見渡しているので、
なんだか自分の目でみていないみたいな
テレビの映像を見ているような不思議な感じ
でした。

ほら人がこんなにちっちゃい!
1万人ものインカ帝国の人々がスペイン軍から
逃れ、ここで生活していたそうです。
建物の周りには段々畑が広がります。

1万人もの人々の食を支えるの為に、
ウルバンバ川からマチュピチュまで可能な
場所は全て段々畑になっていたそうです。

農作業が大変そう〜・・
左下が全部段々畑です!!

落っこちちゃった人いないのかなぁ・・
記念撮影。
落ちないように注意!
下を覗き込むとクラクラします。

「日本人観光客、マチュピチュから落下!」
とかかっこ悪い・・・・
ゆっくりと下に降りてみます。

ここがマチュピチュの玄関。
けこう大きい。
玄関のアップ。
インカのすばらしい石積み技術がわかります。
これで崩れないのがすごい!
マチュピチュのはじっこにある
石切り場。ここでちょうどいい大きさに
石を切って、建物を造ったようです。
マチュピチュは上から見るよりもずっと大きく、
中に入ると迷路のようで迷子になっちゃい
そうでした。

壁もこんなに高いくて地図をもっていても
自分の居場所がよくわからない・・・
リャマ発見!!
リャマはインカの時代にも家畜として飼われて
いました。

観光客が遺跡を見学しているのに
割り込んできて草をムシャムシャ。。
かわいい!!
広場にもこんなにたくさんのリャマがいます。
これはマチュピチュの最高地点にある日時計
インティワタナ。
大きな石を削って造られていて、
土台の石の角はきちんと東西南北
を指しています。
山に都市が造られているだけあって
けっこう段差が激しい、、迷路みたいだし
疲れるし、フラフラです・・・
空中都市マチュピチュでも、
貴族の居住区、技術者の居住区、
庶民の居住区と、居住区分が
分けられていたそうです。
想像以上に大きいマチュピチュに、
迷子になりそうでした〜。。
ちなみに、これは「インカコーラ」

普通のコーラと違って黄色いんです。
味は、レモンソーダみたいな感じかな?ビミョー

ペルーの人はよくこれを飲んでいました〜。
  
*おまけ* マチュピチュについて
マチュピチュはクスコからウルバンバ川に沿って114キロ下った地点より400m一気に登った標高2280mの山の頂上にあります。あたりは同じような山々に、断崖、はるか下を流れるウルバンバ川流域は密林に覆われたジャングル、下からは見えず、空中からしか存在を確認できないことから、空中都市と呼ばれています。

空中から見たマチュピチュは総面積5ku、暑さ1.8mの城壁で固められた要塞形式で出来ています。
インカの人々はスペイン人から逃れる為にここに秘密都市を造り、そしてある日、街を焼き、さらに奥地へと消えていってしまいます。インカがマチュピチュを去るときに、秘密を保持するため、歩けない老人と、150名もの女性を殺したと言われています。そうして400年もの間マチュピチュは発見されず、アメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムがマチュピチュを発見したときには草も埋もれた廃墟となっていたそうです。